突然ですが皆さん、私にこのように言われたらどうでしょうか??
両極端な答えですが、こんな感じではないでしょうか?(笑)
では実際にカコの私が体験したことを少し紹介します。
コチラをご覧ください。

左は自己紹介記事でおなじみのFUN-Cで12位の出走証明書、そして右側が約1か月後COMP-Rに転向して初レースで3位の出走証明書です。
もちろん、ズルはしていません(笑)。
師匠に「速い人の当たり前」を教えてもらった結果です!
もちろん1か月程度では、ココまでの急成長を遂げるコトは不可能なので、師匠に教えてもらった「サスセッティング」のお陰です。
その後、師匠や先輩に教わりながら自分でありとあらゆるセッティングを試して「サスセッティングの精度」を上げていきました。
その結果、自分に合う適切なサスセッティングを出せるようになりました!
過去には、
とご指導されるほど、突き詰めて試行錯誤を繰り返しました。
今では師匠も参考にするほどの「乗りやすいマシンセッティング」を出せるようになりました。
今日は「豪雨後」のチュル沼。
さいこーーーーーにツルツルでした⛸️
皆さまに「マシン乗りやすい」と言ってもらえて、キャブ&サスセッティングの答え合わせができました☺️
FIMタイヤだったけど、バッチリ👌 pic.twitter.com/OKlApkZVaY
— くんすけ@練習の虫🐛#05 (@kunsuke5_com) November 3, 2024
以前AAGPに招致選手として来日した外国人ライダーは、「走りを見ていてサスセッティングが合っていないライダーが多い印象」とも語っていました。
自分の実力にあった「適正なサスセッティング」を出すことができるようになれば、今と同じ実力だとしても成績アップの可能性が急上昇します。
さらに転倒しづらくなることで、ケガによる「戦線離脱」がなくなり成長し続けることが可能となります。
そこで今回は、「サスセッティングにこだわり過ぎ!」と注意されるほどになったわたしが、師匠に教わった内容や経験談、試行錯誤した結果を超絶わかりやすく解説していきます!!!
この記事は、以下の方に参考になります。
- ケガを防いで速くなりたい人
- 自分に合ったサスセッティングを出したい人
- サスセッティングで「迷宮入り」したコトがある人
- サスセッティングの数値目安を知りたい人
▼「読むのが苦手…」という方は、まずはラジオで要点だけチェック!
なぜサスセッティングが「ケガ防止」につながるのか?
皆さんに質問です。
オフロードバイクに乗っていてケガしたときは何が原因でしたか??
そうです!!
皆さんが想像している通り、何かしらの理由で「転倒」したことが原因です!!
逆に、転倒せずにケガするコトは全く無くはありませんが、とても少ないのではないでしょうか??
よって、
ケガ ≒ 転倒
といっても過言ではありません。
転倒の理由を考える重要性
続けて質問です。
皆さんは「転倒した理由」を考察したことはあるでしょうか?
ですが、それらは本当に「たまたま」でしょうか??
もし仮にその転倒が未然に防げたとしたら…
ケガをしなかった可能性もあります!!
逆に私はレース中、全開走行しているときに不意にリアが弾かれ、視界の隅にリアタイヤが映り込んで「あ、終わったな…」と思うほど吹っ飛びそうになったにも関わらず、転倒せずにサスに助けてもらった経験が、一度や二度ではなく、何度もあります。
もちろん、そのまま吹っ飛んでたら間違いなく大ケガしていたと思います。
謎の転倒の正体
キッカケが分からないけど転倒してしまったコトはないでしょうか?
その「謎の転倒」は、実はカナリの確率でサスセッティング起因による転倒である可能性が高いです。
たまに何もない直線でフロントが急にもってかれて激しく転倒する動画がSNSで流れていますが、私的にはサスセッティングに起因する転倒だと思っています。
転倒の可能性を低くするのが重要
ほとんどのケガは転倒するコトをキッカケにして起こります。
逆を言うと「転倒にしくくなればケガしにくくなる」とも言い換えることができます。
ケガ防止に一番効果があるものとしては、私は「サスセッティング」であると思っています。
誰しもがケガをしたくないと思っていると思いますが、大ケガしてバイクに乗れなくなってしまう事は、ただ練習デキないだけでなく、成長できる期間を失うといった「機会損失」にもなってしまいます。
また転倒しにくくなることにより、マシンが壊れにくくなります。
なぜサスセッティングが「疲労軽減&スピードアップ」に繋がるのか?

例えば登山をするとします。
登山靴と言えばトレッキングシューズですが、もしこれが革靴を履いて行った場合どーでしょうか?
メチャクチャ登りにくい上に靴ズレを起こしたり、足元滑らせて転倒してしまったり、早々にヘトヘトになってしまう可能性があります。
そんな状態ではまともに登れたもんではありません…。
しかしトレッキングシューズを履くことで、全く同じ箇所を登ったとしても、段違いに上りやすくなり、疲労感も全然違うと思います。
似たような現象がオフロードバイクでも、サスセッティングを変更することで起こりえます。
マシンの姿勢や前後バランス&減衰の兼ね合い&低速域と高速域のセッティングによって、同じマシンに乗っているのにも関わらず、メチャクチャ乗りやすくなったり、メチャクチャ乗りにくくなったりします。
サスセッティングが重要なのは理解できるが…
ですがですがですが、サスセッティングはメチャクチャ難しい……。
私も昔は、
となっていました(笑)。
ですが自分に合ったサスセッティングを出せるようになると、以下のメリットがあります。
自分に合ったサスセッティングのメリット
- 荒れている箇所でも転びにくく、安定する
- 体の無駄な力みが取れて疲れにくくなる
- 恐怖感がうすれ、アクセル開度が上がる
- 安定して走行できるため、平均速度が上がる
とにかくメリットしかありません。
逆に合っていない場合は逆に、以下のようなデメリットがあります。
サスセッティングが合っていないデメリット
- 車体が弾かれやすく、転倒しやすい
- 車体が安定せず、アクセル開度が下がる
- 怖くてアクセル開けられず、平均スピードが下がる
スピードはあるのに転びやすく不安定な成績で、「あの人転ばなければメチャクチャ速いんだけどなー」というライダーになってしまいます。
それはそれはメチャクチャもったいない話です…。
昔の自分が見たら「興奮し過ぎて鼻血が出てしまう」内容となっております。
サスセッティングの考え方から具体的なセッティング方法、セッティングによる変更を体感デキる「体験ワーク」も用意しました。
- マシンの姿勢の重要性
- サスセッティングの考え方4つ
- 具体的なオススメサスセッティング数値
- その他補足的な内容3つ
- セッティング変更体験ワーク2つ
読者の声
拝読させていただきました。 コレは読むと救済されるライダー多数ではないでしょうか。僕自身調整迷宮に迷いこんで、「前後適当に緩めてもうわからないけどコレで良い」という状態で乗っていました。お恥ずかしいですが。 技術向上、怪我の防止の為にも今一度真剣にサスと向き合おうと思います。自分に合うように調整したいけどやり方が分からない、正解が分からない人、僕みたいに「分からないこんなもんやろ」状態で乗っている人達に是非届けていただきたいです!光が見えた気がします!貴重な情報ありがとうございます。
読ませていただきました!記事は凄く良いです!!自分くらいの「ヘナチョコライダー」は暗闇の中で少しの光を求めて右往左往状況の中、具体的のどうやって進めるか?効率的にするには?など、それらの方法が全然分かりませんでした。分かるのは「乗りづらい感」のみです(笑)。あと「こうするとこうなるでしょ?」みたいな答えが有って、そこからの対策行動方法があるので凄く良いです。実際に具体策案を教えてくれる人が少ない上、ネットは分かりきった事で欲しい情報が少ない印象でした。なのでこの記事は自分にとって凄いストライクゾーンって感じです!ありがとうございました。
サスペンションチューニング(リバルビング、コーティングなど)は安くても5万程度、フルコースなら20万円以上の費用がかかります。
しかし、どれだけ高級なサスペンションやプロのチューニングを手に入れても、「自分でサスペンションを調整するスキル」がなければ、性能を100%引き出すことはできません。
今回お伝えするノウハウは、一度読んで終わりではなく、今後バイクが変わっても、コースが変わっても使い続けられる「一生モノのサスセッティングスキル」です。
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