皆さんは、オフロードバイクの2スト250と聞くと、どのようなイメージでしょうか?
このような感じではないでしょうか?
わたしはオフロードバイクを始めて以来、ずーーっと4STに乗り続けてきたので、同じイメージを持ってました。
はじめて乗ったときの感想としては、
ですがそのあと、4スト250との特性の違いにめちゃくちゃ苦戦しました……
キャブセッティングを何十通りも試してみたり、以前は登れていたところを登れなくなったり、クラッチを2回も焼いてみたり、さまざまな経験をしました。
そのかいあって、今では2スト250で上位入賞できるようになりました。
半年ぶりのJNCC。
クラス 5位
総合 22位前半に、はじめてAクラス上位やAAライダーの近くで走れました。
以前より「一発のスピード」がつきましたが、後半のタレてしまうのが課題…
キツかったけど楽しかった〜☺️
来年も頑張ります💪💪 pic.twitter.com/w2FZYHNPN6
— くんすけ@練習の虫🐛#05 (@kunsuke5_com) November 11, 2024
そこで今回は、2スト250で上位入賞できるようになったわたしが、2スト250を乗りこなすための重要なポイントを解説していきます!
この記事は以下の方に参考になります。
- 2スト250にいつか乗りたい!と思う方
- 2スト250に乗り換え予定の方
- 2スト250に乗っているけど走らせ方が分からない方
▼サクッと聴けるラジオ解説はこちら!
2スト250の特徴

2スト250の特徴として挙げられるのは、以下のポイントです。
- 車体が軽い
- アクセル開け始めがマイルド
- エンジンブレーキが効きにくい
※4スト250と比較した特徴としてます。
2026年現在、新車オフロードバイク2スト250を販売しているメーカーとして代表的なのが、ヤマハとKTM、GASGAS、BETAの4社です。
2スト250の規格は4スト450と同等とされてきましたが、近年の4スト250の進化が著しく、2スト250と比較して差が縮まっている傾向にあります。
実際にわたしがYZ250FXからYZ250Xに乗り換えた時も、速すぎて乗れないということはなく、しっかりアクセル全開にすることができました。
4スト250の特徴が分からない方は以下の記事で詳しく解説しているので、読むと理解が深まるのでおすすめです▼
»オフロードバイクの4スト250を乗りこなす!重要な3つのポイントを解説
車体が軽い
とにかく2スト250は、4スト250と比較して車体が軽いです。
車体が軽いことで、以下のようなメリットがあります。
- 車体の取り回しが楽
- 車体をコーナーで倒しやすい
- 車体が弾かれたときの衝撃が少ない
- ブレーキが良く効く
- 転倒時に車体を起こしやすい
わたしは以前に、国内最速のトレール車であるWR250Rに乗っていた経験があります。
乗り始めてから2年程度でYZ250FXに乗り換えましたが、当時はレーサ車両の軽さにめちゃくちゃ感動しました。
その後、年式を変えながらYZ250FXに5年以上乗り続けたあとに、YZ250Xに乗り換えた時は、さらに衝撃を覚えました。
とくにコーナリングで車体の寝かしやすさに感動し、乗り換えただけでコーナリングが上達したと錯覚するくらいの印象を受けたのを覚えています。
アクセル開け始めがマイルド
2スト250は4スト250と比べて低速トルクが薄いのが特徴です。
排気バルブが開く前の低速域は、アクセルを開けても前に進みにくいため、体が遅れにくいです。
しかしパワーバンドに入った瞬間に急激に回転数が上がって加速するので、丁寧なアクセルワークが必要となります。
丁寧なアクセルワークの習得方法については、以下の記事で詳しく解説しています▼
»オフロードバイクで「速くなる」基礎練の極意|キーポイント編
エンジンブレーキが効きにくい
2ストのエンジン特性として、エンジンブレーキが効きにくい特徴があります。
YZ250Xに乗り換えた当初は、慣れるまで時間が掛かりました。
ですがエンブレが効かなくても、車体が軽いためブレーキングで十分減速でき、むしろコントロールしやすいことに気づきました。
効きにくいとは言っても全く効かないわけではなく、荒れている急な下りの場合は、しっかりエンジンブレーキを使いながらスピードを調整します。
2スト250を乗りこなす重要なポイント

2スト250を乗りこなすのに重要なポイントは、以下の4つです。
- 半クラッチの多用に注意する
- 「排気バルブが開く前」の領域を使う
- トラクションさせにいく必要がある
- フロントアップはワンテンポ遅れる
わたしの場合は基礎をある程度固めた段階で、4スト250から2スト250に乗り換えたので、乗り換え当初は微妙に乗れてしまう状態でした。
ですが、乗り込んでいくと細かい部分で苦戦するようになったので、皆さんにも苦戦した内容を共有したいと思います。
半クラッチの多用に注意
2スト250はパワーがものスゴイため、半クラッチを使ってパワーを逃がしながら走行する方もいると思います。
ですが2ストの特性として、半クラッチを使うと一気に回転数が上がり、一気にパワー伝わることで路面をかきやすくなります。
「2ストでの半クラッチは吹け上りが早い」という認識がなかったわたしは、以前はクリアできていた難所やヒルクライムでスタックしまくりました……。
単純にギアを一つ下げれば解決なのですが、半クラッチを多用するクセがついていた自分にとってはなかなか苦戦する内容でした。
「排気バルブが開く前」の領域を使う
排気バルブが開く前の領域は、2ストのメリットとして考えられます。
排気バルブが開く前の領域を使いこなせると、難所の走破性がアップしたり、ヒルクライムの「あとちょっと」という箇所での粘りを使えるようになります。
少しでも進んでくれると脱出できるポイントや、マディコンディションで走行するときに、「タイヤが転がって進む」という特性がとても生きてきます。
注意点としては、木の根やガレでリアタイヤが滑ってエンジン回転数が上がると排気バルブが開いてしまい、急に路面を掻いてしまうようになります。
その場合はクラッチ操作でパワーを逃がすといったアクションが必要です。
排気バルブが開く前のタイミングは、ヘビーウェイトフライホイールに交換することで、遅らすことが可能です。
ヘビーウェイトフライホイールのメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています▼
»【YZ250X】超・激変!ヘビーフライホイールの「メリット3選」を徹底解説
トラクションさせにいく必要がある
2ストは4ストに比べると、トラクションしにくい特性があります。
そのため、以下の方法でトラクションさせにいく必要があります。
- 積極的なボディアクションをする
- 適切なギアを選択する
- 排気バルブが開く前の領域を使う
- 高回転域を使う
たとえば緩い登りの場合、斜面に対してスピードやエンジン回転数が足りないと止まりそうになります。
そこでアクセルをガバ開けしても、2ストの場合はエンジン回転数が付いてこなかったり、急に吹け上がったりして、結果的にスタック。
なので排気バルブが開く前の領域を使用するのか、パワーバンドでアクセルを開けていくかなど、どの方法でトラクションさせにいくか考える必要があります。
フロントアップはワンテンポ遅れる
2スト250の場合、フロントアップしようとすると「ウィー、ワッ」っというイメージで、ワンテンポ遅れてフロントが上がります。
わたしは、YZ250Xに乗り換えたレース初戦であるサザンハリケーン大阪でこの洗礼を受けました。
動画で確認すると、自分の感覚ではフロントアップして丸太を超えているつもりでしたが、ほとんどフロントタイヤが上がっておらず……
フロントタイヤを丸太に当てて、「ガツン!」とパワープレイでクリア(笑)。
ずーーっと4ストに乗っていた私は、カラダに4ストの特性が染みついていたので、慣れるまでにそこそこ時間が掛かりました。
2スト250のフロントアップは、4スト250に比べてワンテンポ遅れるという内容を、しっかり認識しておくことがおすすめです!
2スト250で知っておいた方が良いポイント

その他にも知っておいた方が良いポイントとしては、以下の3つです.
- キャブセッティングがムズイ
- 2ストオイルの混合が必要
- ガレ場がメチャらく
キャブセッティングがムズイ
わたしの場合はバイク歴はそこそこの状態でしたが、2ストに乗った経験がない状態で、YZ250Xに乗り換えました。
そのため「メインジェット・スロージェット・ジェットニードル・エアスクリュー」という名称を覚えたり、どの部品がどの領域に関係しているのかを調べたりする段階からスタート。
調整する箇所がおおいため、ありとあらゆる組み合わせで試行錯誤しました。
結局、満足のいくキャブセッティングを出せようになるまで、約1年弱掛かりました。
そのかいあって、今ではほとんど狙い通りのセッティングを出せるようになり、季節やコースによって使い分けられるようになりました!
YZ250Xのキャブセッティングについては、以下の記事で詳しく解説しています▼
2ストオイルの混合が必要
4ストの場合はガソリンを燃料タンクに入れるだけで走り出せますが、2ストの場合は2ストオイルとガソリンを混ぜる必要があります。
わたしは以前、「2ストは部品が少ないからオーバーホール代が安く済む」と聞いたとき、
と思っていました。
ですが、YZ250Xに100時間乗ったあとに計算したら、以下の結果となりました。
4スト(YZ250FX) → 7.5~8h程度でエンジンオイルを交換
2スト(YZ250X) → 7~8h程度乗って1缶使用
わたしの場合は4ストのエンジンオイルも2ストオイルも、使用量はほとんど変わりませんでした。
ガソリン使用量はしっかり比較して比べたことがないですが、2ストの方が燃費が悪い印象です。
2ストは使用する2ストオイルによって、エンジンの状態が変わってきます。
適当な銘柄を選ばす、しっかりと調べて特性を確認して購入することをおすすめします。
わたしが実際に使用しているおすすめ2ストオイルについては、以下の記事で詳しく解説しています▼
»【YZ250X】160時間ノントラブル!オススメ2STオイルを大公開!
ガレ場がメチャらく
2スト250に乗り換えて、はじめてガレ場を走行したとき。
2ストは排気バルブが開く前の領域を使うことで、低速でもギクシャクすることなくスルスルと進んでくれる上、車体が軽いのでとてもコントロールしやすいです。
4ストの場合だと車体自体の重さをシッカリ感じるので、フロントタイヤが弾かれたときの衝撃が大きく、振られた場合は重く感じます。
おわりに
オフロードバイク 2スト250を乗りこなしたい!重要な4つポイントを解説という内容で、以前のわたしが先に知りたかった内容を書きました。
乗りこなす重要なポイントとして紹介したのは、以下のとおりです。
- 半クラッチの多用に注意する
- 排気バルブが開く前の領域に慣れる
- トラクションさせにいく必要がる
- フロントアップはワンテンポ遅れる
わたしは「いつか2スト250に乗ってみたい!」という願望があったので、乗り換えた時はウキウキして乗っていました。
ですが、思っていた以上に「特性の違い」や「乗り方の違い」に苦戦しました。
以前のわたしのように、2スト250で色々と悩んでいる方にとって、この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。
2スト250の特性に慣れるためには、基礎錬が効率的です。
基礎錬についての考え方や方法は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでみてください▼












