ノウハウ

オフロードバイクで「速くなる」基礎練の極意|トップライダーの特別講義編|

 

 

皆さんは、基礎練で行うオーバルや8の字を「コーナーの練習のみ」と思っているのではないでしょうか?

 

ライダーA
ライダーA
え、だって曲がって直線でアクセル開けて、また曲がっての繰り返しやん?
ライダーB
ライダーB
コーナーの練習ばっかりじゃなくて、俺は広いところをアクセル全開で走りたいんだ!!

 

こういう声が私には聞こえてきます。

 

しかし基礎練で練習できる要素として、「加速・減速・旋回」以外にも「フォーム改善」「全体スピードアップ」「ライン取りの練習」などと、多岐にわたります。

 

実際にわたしは師匠にアドバイスをいただき、基礎練に真剣に取り組んだ結果、「スピード」を身に付けることができました。

今回はそんなわたしが、師匠から教わったポイントを分かりやすく解説していきます!

 

記事は以下の方に参考になります。

  • 基礎練の重要性ついて知りたい方
  • 基礎練のノウハウを知りたい方
  • 基礎練でスピードを身に付けたい方

 

くんすけ
くんすけ
AAライダーのアドバイスが知れる、貴重なチャンスです!

 

はじめに|くんすけの「基礎練」の経験値

簡単に、わたしの基礎練の経験値について紹介します。

集中的に基礎練していた時期「COMP-RからCOMB-Bシリーズチャンピオンまでの3年間」でざっくり平均週3回として、基礎錬の練習回数を計算してみます。

 

週3回 × 4週× 12か月 × 3年432回400回

3年間で約400回

 

では一般的なライダーが400回を達成するには、どのくらいの期間が必要なのでしょうか?

 

一般的なライダーの練習回数を、平均週1回として計算してみます。

週1回 × 4週月4回

400(回) ÷ 月4回100か月

100か月 ÷ 12か月 8.3年

 

8年かかります!!!!

 

くんすけ
くんすけ
一般的なライダーの1か月分の練習回数が、私にとっては1週間分ですからね(笑)

 

 

わたしがどれだけ基礎練に取り組み、量をこなしてきたか理解していただけたでしょうか?

 

 

なので皆さんが悩んで質問したくなるようなことは、ほとんど経験済みだと思います

 

くんすけ
くんすけ
一般的なライダーの1か月分の練習回数が、私にとっては1週間分ですからね(笑)

師匠から教わった内容|基礎練で「速くなる」理由

基礎練で「速くなる」理由は以下の3つです。

  • コースには「コーナー」がたくさん
  • 進入・旋回・加速・減速の練習
  • ラインを選べるようになる

 

くんすけ
くんすけ
上記を詳しく教えてもらった内容を、会話で再現します!

 

コースには「コーナー」が沢山

師匠
師匠
速くなりたいなら基礎練してコーナリングの練習をするといいよ!
昔のくんすけ
昔のくんすけ
分かりました!コーナリングの練習をすると速くなれるんですね!
師匠
師匠
そうそう。レースで少しでもタイムを縮めるならコーナーが重要で、コースはいわゆる「コーナーの集まり」で出来ているのは分かるかな?
昔のくんすけ
昔のくんすけ
あ!言われてみれば確かにそうですね!!
師匠
師匠
仮に、1つのコースに「コーナーが100個」あるとしよう。例えば基礎練してコーナーが0.5秒だけ速くなったとする。一見大した変化ではなさそうなんだけど、コースではチリツモとなり、100個×0.5秒で、50秒も周回タイムが速くなる計算になるよね。
昔のくんすけ
昔のくんすけ
確かに!!1つのコーナーでは大した違いになりませんが、コース全体でみるとそんなに差が生まれるんですね!!
師匠
師匠
そうそう。だから、速くなりたいならコーナリングの練習をするといいよ!

 

 

この内容は私にとって衝撃的でした…

 

 

林道ライダーからコースに通うようになって「山やコースを一生懸命走る!」しか選択肢にありませんでしたが、新たに基礎練が加わりました。

 

くんすけ
くんすけ
当時の師匠はベータのサポートライダーだったので、トップライダーから教わる内容に興奮したのを覚えています!

 

進入・旋回・加速・減速の練習

師匠
師匠
やることはオーバルか8の字。最初は単純なオーバルから取り組んでみるといいよ!
昔のくんすけ
昔のくんすけ
分かりました!ひたすらコーナリングの練習ってことですね!!
師匠
師匠
実はオーバルや8の字って「コーナリングの練習」だけじゃないんだよね。
昔のくんすけ
昔のくんすけ
え?どーゆーコトですか??
師匠
師匠
コーナーって、要素を分解すると「進入」「旋回」「加速」「減速」に分けられる。だから、実はその全ての要素の練習になるんだよね。
昔のくんすけ
昔のくんすけ
なるほど!オーバルや8の字は「コーナリング」のみの練習に一見思えますが、実はそんなに要素が分けられるんですね!!
師匠
師匠
そうそう。だから基礎練であるオーバルや8の字には、大事な要素が「全て」詰まっているんだよね。
昔のくんすけ
昔のくんすけ
基礎練って聞くと地味ですけど、効果はものスゴイですね!

 

基礎練でココまで上達してきた私にとっては、

 

くんすけ
くんすけ
すべてこの通りです!!!

 

と声を大にして言いたいです。

他のスポーツでも同様に、野球なら素振り・サッカーならリフティングやシュート練習など、それぞれの分野で「基礎練」はあると思います。

 

オフロードバイクならオーバルや8の字が「基礎練」にあたります。

 

くんすけ
くんすけ
「少しでも上達したい!」「速くなりたい!」と思う方は、基礎練に取り組むのがベストです!

 

ラインを選べるようになる

師匠
師匠
あと、なるべく同じところを同じように走れるようにするといいよ!
昔のくんすけ
昔のくんすけ
え?どーゆーコトですか??
師匠
師匠
それができると、自分の行きたいラインを自由に選べるようになる。 荒れてないところを選んだり、パッシングするときに違うラインを選んだりすることが出来るようになるよ!
昔のくんすけ
昔のくんすけ
なるほど!それはスゴイことですね!メリットが沢山ありそうです!
師匠
師匠
ちなみに俺の師匠は、「オーバルや8の字を100回やったら100回同じラインを通れる自信がある」と言ってたよ!俺はそこまではさすがに無理だけどね…(笑)
昔のくんすけ
昔のくんすけ
そ、それはどんでもないコトですね…(笑)

 

1人で走るだけならライン取りの重要性はそこまで高くないですが、レースのようなレベル差があるたくさんのライダーが走る状況ではとても重要となります

 

くんすけ
くんすけ
わたしも100回同じラインを通り続けるのは無理ですが、意識して練習に取り組んでます!

 

基礎練で「速くなる」メリット

基礎練に取り組んで得られるメリットについて、私の経験談を踏まえて紹介していきます。

 

以下の3つです。

基礎練で「速くなる」メリット

  • コーナーがパッシングポイントになる
  • フォームが洗練されることで全体的に速くなる
  • ライディングの基盤を築き、発展させることが可能

 

くんすけ
くんすけ
特にコーナーがパッシングポイントになったのが嬉しかったです!

 

コーナーがパッシングポイントになる

これは実際に基礎練を積み重ねていき、急成長してシリーズチャンピオンとなったCOMP-B時代に体感しました。

 

師匠
師匠
基礎練をして上達してくると、コーナーで簡単にパッシングできるようになるよ!

 

と言われていたので、実際に体感したときは感動しました。

 

狭いコースでは難しいので別ラインを選んでパッシングしますが、スピード域の高いゲレンデ区間では大きなメリットとなります。

バックマーカーをパッシングしようとすると周回差があるにも関わらず、抜かれまいとスピードアップされる機会に度々出くわすと思いますが、軽々パッシングできるようになります。

 

くんすけ
くんすけ
おそらく私も昔はスピードアップしてました!(笑)

 

コーナーの進入速度と立ち上がりでのアクセル開度が、大幅に違うためです

少しだけ後ろについて、コーナーや立ち上がりの直線で簡単に抜けるため、心に余裕がうまれます。

 

くんすけ
くんすけ
ただし実際に体感するには、多少時間が掛かります……

 

フォームが洗練されることで全体的に速くなる

たとえば2人のライダーがいたとします。

 

ライダーA
ライダーA
俺は基礎練をしまくる! たまーにエンデューロコースも走る!
ライダーB
ライダーB
俺はエンデューロコースだけを走りまくるぞ!

 

 

一年後、どちらの方が成長すると思いますか?

 

 

今まで流れからして答えは明確で、ライダーAの方です。

エンデューロコースといえどもちろんコーナーはたくさんあり、結局は加速・減速・旋回の繰り返しです。

基礎練でフォームが改善されていくことで、気付いたら速く走れるようになってます。

 

ライダーB
ライダーB
え、でも下りは?平らなところで基礎練しても下りは上達しようがなくない??
くんすけ
くんすけ
いいえ。実は上達することができちゃうんです!

 

8の字やオーバルでコーナーに進入する前には、必ず曲がれる速度まで「減速」します。

減速を練習することでブレーキングが上達し、下りが速くなります。

ブレーキングと一括りに言ってますが、要素としては以下の3つです。

  • ブレーキングフォームの改善
  • フロントブレーキの上達
  • リアブレーキの上達

 

ブレーキングフォームが改善されると、以前は怖いと感じていた下りが「あれ?スピード上げても怖くないぞ?」という変化が起きます。

以前のわたしは下りが苦手でしたが、基礎練を集中的に取り組んだ結果、気付いたら下りも速くなってました

 

くんすけ
くんすけ
下りはレベル差が顕著にでるので、得意になると大きなアドバンテージになります!

 

ライディングの基盤を築き、発展させることが可能

すべてにおいて同じことが言えますが、勉強でも「基礎問題」を解いた後に「応用問題」をやると思います。

オフロードバイクでも全く同じです。

 

これは、エンデューロレースに出ているMX-IAの方々を見れば分かりやすいです。

MX-IAとなると、ライディングの基盤が高い次元で積み上げられてます。

しかし、モトクロスとエンデューロでは走るコースも違えばマシンセッティングも違うので、出始めの頃は間違いなく苦戦します。

 

師匠
師匠
〇〇(知り合いのMX-IA)も最初はかなり苦戦してたよ~

 

という話をよく聞いてました。

 

しかし、

 

エンデューロに適応していくにつれ、急激に成績が伸びていき気が付いたらトップライダーとなってます。

これはまさに、高い次元でライディングの基盤が出来ている状態で「発展」させた結果です。

 

師匠
師匠
基礎練してしっかり「基礎」を身に付ければ、細かい技術はそこに簡単に乗っけるコトができるようになるよ!

 

と師匠にアドバイスをもらっていましたが、今ならよくわかります。

おわりに

今回はオフロードバイクで「速くなる」基礎練の極意|トップライダーの特別講義編ということで、基礎練で「速くなる」理由、基礎練で「速くなる」メリットについて解説しました。

 

基礎練で「速くなる」理由

  • コースには「コーナー」がたくさん
  • 進入・旋回・加速・減速の練習
  • ラインを選べるようになる

基礎練で「速くなる」メリット

  • コーナーがパッシングポイントになる
  • フォームが洗練されることで全体的に速くなる
  • ライディングの基盤を築き、発展させることが可能

 

なかなかトップライダーの濃いめなアドバイスを聞ける場面は少ないため、貴重な機会だったのではないでしょうか。

 

以下の記事もあわせて参考にし、ぜひ基礎錬に取り組んでみてください!

 

 

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