皆さんは基礎練をやるとしたら、以下のような疑問が沸いてきませんか?
私もいざ、基礎練をやると決めたときに色々と悩みました。
正解が分からないため、師匠に聞いたり自分でネットで調べたりしながら、試行錯誤を繰り返しました。
その結果、8の字やオーバルの大きさ、練習方法や理想の路面について、上達に必要となるポイントが分かるようになりました。
そこで今回は基礎練の具体的な方法について解説していきたいと思います!
記事は以下の方に参考になります。
- 基礎練の重要性ついて知りたい方
- 基礎練のノウハウを知りたい方
- 基礎練でスピードを身に付けたい方
具体的な方法①|オーバル・8の字の大きさ
オーバルや8の字を、どのくらいの大きさでやればよいか見ていきましょう。
わたしは以下の動画を参考にしていました。
▼動画の注目ポイント(要約)
0:00〜(セットアップと目的)
マーカーの間隔は10〜15mがベスト。この距離があれば1速から2速へシフトアップでき、ただ回るだけでなく「実戦(レース)のスピード感」で流れるようなライン取りを練習可能。
1:17〜(ライン取りの鉄則)
初心者が陥りがちな「インから入ってアウトに膨らむ」はNG。次のターンにつなげるために、あえて「ワイド(外側)」から進入するのが正解。カクカクせず、ジェットコースターのようにスムーズに走ることを目指します。
2:28〜(リアブレーキ・ターン)
ここからが上級編。進入でクラッチを切り、リアブレーキをロックさせて後輪をスライドさせます。これで旋回の「20〜30%」を向き変えだけで済ませてしまうのが速さの秘訣。
4:20〜(スライドから加速)
ただ滑らせて止まるのはNG。リアがスライドしている最中に、絶妙なクラッチワークとアクセル操作を入れ、滑らかに加速体制へ移行させる技術が求められる。
4:50〜(右ターン)
左ターンは左足を出してバランスを取れますが、右ターンは右足でブレーキを踏むため「足が出せません」。右ターンこそが純粋なバランス感覚を磨くための練習となる。
上記の動画の通り、縦が大体10~15メートルくらいです。
だいたい「大股で一歩」が1mくらいなので、10歩あるくか、15歩あるくかという感じで決めていました。
距離によって、以下のように使い分けました。
- 10m:タイトターンの練習。
- 15m:一般的な大きさのコーナリング練習
縦長にするとアクセル全開練習
縦の長さを15mではなく20m~25mと延長していくと、アクセルを開けられる時間が長くなるため、アクセル全開練習をすることが可能です。
同時に速度が乗った状態からのフルブレーキ練習もすることもできます。
ただし、アクセル全開とフルブレーキの練習に重点をおくとしたら、複雑な8の字ではなく単純なオーバルをオススメします。
横長にすると進入速度を上げる練習
縦の長さを変えずに横の長さを長くしていくと、進入速度を上げる練習をすることが出来ます。
ただしスピードが上がってくるにつれて「フロント荷重」を意識する必要があるため、基礎が出来ている段階でないと努力が実りにくい練習となります。
よって進入速度を上げていく練習は、中上級者の後半~上級者になってからでOKです。
コーナリング練習で意識する順序
わたしの実体験をベースにして、コーナリング練習で意識するポイントに、順序を付けてみました!
以下の流れで練習していくと徐々にステップアップしていく形になるため、身に付きやすくなるかと思います!
意識するポイントおすすめ順
- アクセルを2度開けしない(※アクセルを開けるタイミングは半円の後半でOK)
- 立ち上がりでしっかりアクセルを開ける(※加速姿勢が身に付く)
- 立ち上がりでアクセル全開にできる(※同時にフルブレーキできる)
- パーシャル域を使えるようになる(※アクセルの開け始めが早くなる)
- 進入速度を上げる練習をする(※フロントのトラクションがわかるように)
わたしの実体験としは、「③立ち上がりでアクセル全開にできる」がしっかりできるようになった段階で、急激に成長するコトができます。
上記のそれぞれの項目に適切なライディングフォームがあり、力の入れ方が存在します。
コーナリングは「進入・旋回・加速・減速」に分けられます。
上記に当てはめて「進入スピード」・「旋回スピード」・「コーナー出口のスピード」と言い換えて、練習するオススメ順序で入れ替えると以下になります。
コーナー出口のスピード > 旋回スピード > 進入スピード
まずはコーナーの出口スピードを意識してあげていく取り組みがおすすめです。
具体的な方法②|基礎練を時間で区切る
基礎錬の練習は基本的に、時間で区切るインターバル方式をとります。
なんとなーくで練習すると、左周りのシッティング練習をやれるだけやり、右周りのシッティング練習は少し、あとは休憩みたいなメリハリのない練習になりがちです。
さらにコーナーの連続で休む箇所がない基礎錬は疲れやすく、休憩時間が多くなる傾向にあります。
ですがインターバル練習を取り入れ、「5分右回りをする」としっかり決めておけば、メリハリがある練習が可能です。
なので、以下を目安に練習に取り組んでみてください。
10分練習→5分休むで1セット
タイマーどこに設置するか問題について
インターバル練習をする上で困るのが、タイマーをどのようにして身に付けるか。
時計計測だとすると、時計なら見えるところに置いたり止まって携帯で確認したりすればればよいですが、時間で区切るには終了の合図が分からないと出来ません。
わたしが考えてやっていた、以下の3つの方法を紹介します。
- 首から下げる
- 車体に付ける
- ヘルメットバイザーの裏に付ける
首から下げる
ネームホルダーの中にキッチンタイマーを入れて、首から下げる方法です。
首から下げたままだとプラプラしてしまい非常に邪魔なので、ジャージの内側に入れます。
しかしタイマーが練習しているうちに背中側に回ってしまい、引っ張り出すのに苦労しました。
さらにヒモが絡まったり、ホルダーを止めている部分が弱くなってすぐに落っこちてしまうようになったりしたため、違う方法を考えました。
車体に付ける
次に試したのが、車体に付ける方法。
ハンドルのバーパッドに養生テープで取り付けました。
最初のうちはとても調子よく思っていましたが……、ある日のこと。
首から下げるのと違い、振動をもろに受けるので「キッチンタイマー」自体が壊れてしまいました……。
ヘルメットバイザーの裏に付ける
最後に行き着いた方法がヘルメットバイザーの裏に、養生テープで張り付ける方法。
その後タイマーが壊れることもなく、ヘルメットの内側に「音」が良く聞こえるようになりました。
注意点としては、記憶に頼ってスタートボタンをヘルメットを被った状態で時間をセットすると、推し間違いが起きる点です。
確認してみると、10分にセットしたのに11分になって止まっており、スタートボタンではなく時間を増やすボタンを押してしまっていた状態でした。
理想の路面
基礎錬を行う上での理想の路面としては、「硬くて滑る」路面です。
理由としては、掘れにくく適度にスライドするコトでマシンコントロール技術が磨かれるためです。
アクセルをガバ開けすると簡単にリアが滑るので、滑ったら半クラッチで駆動を逃がす練習にもなります。
雑に行うとすぐ転倒……。
また掘れる路面だとすぐギャップが出来てしまう上に、ワダチやバンクができやすくなります。
実はバンク・ワダチには注意すべき「落とし穴」が存在します。
バンク・ワダチの落し穴
なぜワダチやバンクができにくい方がよいのでしょうか?
理由はズバリ……
上手になった気分になってしまうためです。
わたしは過去に体験済みです……(笑)
しかし、実際にコースで走ってみると……
当時は凹みましたが、今なら理由が分かります。
ワダチやバンクは、フラットコーナーと比べると「曲げるアクション」をそれほどしなくても、曲がりやすいためです。
しかし「キッカケ」のないフラットコーナーは、曲がるキッカケを作らない限り曲がることができません。
なので、初級・中級者の場合は「硬くて滑る路面」で練習するコトをオススメします。
あると便利な基礎練の使用物品
わたしの実体験から、あると便利な物品を紹介します。
以下のとおりです。
- カラーコーン
- キッチンタイマー
- トンボ
- スコップ
上記は無くても全然大丈夫ですが、より「快適に」基礎練したい方は参考にしてみてください。
※河原でなく通っているコースに基礎練エリアがある方は不要です。
カラーコーン
基礎練といえば??
カラーコーン!!
という程、馴染み深いのがコレ。
確かにその通りで、私も最初は使ってませんでした。
しかし石だと周りの景色と同化してしまって、
とコーナーの立ち上がりで、先の方を見ながら探す羽目になります。
この現象は、落ちているゴミや飲んだ後のペットボトルを使っても起こりました。
何個買えばよいか?
オススメは5~6個です。
最初は「端と端」で2個しか使用しませんでした。
しかし、だんだん色々と思考錯誤する過程で、
などなど、基準となる2つ以外にも必要になってきました。
また仕方のないコトですが、踏んで壊す可能性が高いです…。
というのが何回もありました。
これらを理由に、その都度買い直すなら一度に5~6個買っておいた方が楽です。
キッチンタイマー
色々な種類を試してみましたが、100均で手に入る軽くて薄い形で落ち着きました。
時間計測をせずに、適当に練習をすると…
と気持ち的になりがちで、時間配分もまばらになりやすいです。
しかしタイマーを使用すれば、
と余計なことを考えずに、ライディングに集中できます。
トンボ
基礎練すると地面は掘れて、その掘り起こされた土がアウト側に溜まっていき、バンクができてくると思います。
加速やブレーキングする箇所にどんどんギャップができ、誰かが手直ししない限り永久にそのままの状態です。
と最初は思っていましたが……
場所にもよりますが地面が掘れてくると、石が無限に沸いて出てきます。
出てきた石はどけないとガレ場と化していき、旋回中にフロントタイヤが石に弾かれて何度も転びました……。
途中からトンボを購入して、路面を毎回手直しするようになりました。
これにより、掘れて走りにくい路面ではなく、曲がる箇所を奥にしたり、手前にしたり工夫して走りやすい路面で練習を続けることが可能となりました。
スコップ
最初はトンボだけで事足りてましたが、デカめな石が出てくる割合が増えてきました。
こうしてスコップ購入し、邪魔な石を掘り起こして脇にどけるようになりました。
おわりに
今回はオフロードバイクで「速くなる」基礎練の極意|方法編ということで、基礎錬の具体的方法やあると便利な商品を解説しました。
意識するポイントは、以下のとおり。
オーバル・8の字の大きさの違い
- 10m:タイトターンの練習。
- 15m:一般的な大きさのコーナリング練習
意識するポイントおすすめ順
- アクセルを2度開けしない(※アクセルを開けるタイミングは半円の後半でOK)
- 立ち上がりでしっかりアクセルを開ける(※加速姿勢が身に付く)
- 立ち上がりでアクセル全開にできる(※同時にフルブレーキできる)
- パーシャル域を使えるようになる(※アクセルの開け始めが早くなる)
- 進入速度を上げる練習をする(※フロントのトラクションがわかるように)
以下の記事もあわせて参考にし、ぜひ基礎錬に取り組んでみてください!
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